【コラム】インフラ整備によるCO2削減と「S+3E」

写真:SSSガード

昨今 カーボンニュートラルという言葉を見聞きしますが、どういうものかご存知でしょうか?
カーボン(炭素)をニュートラル(中立)にする = エネルギーを炭素に頼り消費するだけの現状から循環可能なエネルギー環境に変えていく考え方です。

温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする つまり「CO2を含む温室効果ガスの排出量を、吸収量を差し引いてプラスマイナス ゼロにする」ように多くの国が活動しています。
炭素循環低炭素化脱炭素化とも訳され、カーボンオフセットと類似する考え方でもあります。

日本は2050年までのカーボンニュートラル(CN)に向けて取り組んでいます。

2020年度 日本の温室効果ガスの総排出量は11 億 4,900 万トン。
その内の90.8%はCO2排出量の10 億 4,400 万トンとなります。
CO2排出量の 1 億 7,700 万トンが⾃動⾞等の運輸部⾨からの排出であり、CO2排出量の17%(発電及び熱発⽣に伴うエネルギー起源を含む場合 1 億 8,500 万トン・17.7%)となります。

この事からも わかるように、運輸にかかるCO2の削減は カーボンニュートラルを目指す社会にとって重要となる点です。

では、どうすれば運輸にかかるCO2の削減ができるのでしょうか?
実は車両のCO2の排出量は、遅過ぎず 負荷になる程速くもない適度な速度にする事で減らせます。
例えば乗用車の場合、時速60~70kmが最も少なくります。

つまり 安定した速度で走行できる環境を整える事で、CO2の削減を促せます
現在の交通路をより円滑に移動できるものに変える事で、叶える事ができます。

また、それを遂行する際にはS+3Eを考慮しなくてはなりません。
S+3Eは日本のエネルギー政策の基本となる概念です。
安全性(Safety)を大前提とし、自給率(Energy Security)、経済効率性(Economic Efficiency)、環境適合(Environment)のを同時達成できるようにする取り組みです。

経済的・エコロジーな事であっても、危険な物事では元も子もありません。
そこで1つのS3つのEの均衡を保つ必要があるのです。





丸治コンクリート工業所では
インフラ整備を促進・安全性を兼ね揃えた製品を取り扱っています。

【SSSガード
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NEXCO中日本との共同研究により、これまでにない施工速度と高い安全性を併せ持つ製品になりました。

SSSガードの「SSS」は製品の特徴から由来します。
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