【コラム】道の駅の進化 第3ステージ「地方創生・観光を加速する拠点」

写真:道の駅ふじおやま(GUブロック)

道の駅の歴史

当たり前に見かけるようになった道の駅
文化・歴史・観光名所・特産物などの強みをサービスとして提供・PRをして、道路利用者や地域の人々の情報交流や、地域連携と活力ある地域づくりを促進する施設として、活気づいています。

実は丸治コンクリート工業所が拠点を多く置く岐阜県(7か所)、そして栃木県(3か所)と山口県(2ヶ所)から最初に実験的に開始された道路施設です。
現在では1100を超える道の駅が全国各地に存在しています。

その歴史は4半世紀、1991年(実験期間。正式登録は1993年)まで遡ります。
高速道路には24時間利用できる休憩施設として、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)が整備されています。
しかし一般道には殆どありませんでした。

長い間、一般道路にも24時間利用できる休憩施設を求める声がありました。
そして それとは別に、地域活性化・町おこしを図りたいという地域の声もありました。
この双方の声を合わせて生まれたのが、道の駅です。

道の駅 3つの機能

・休憩機能
 24時間利用できる駐車場やトイレ、ベビーコーナー等の子育て応援施設など
 休憩に必要な空間がある。

・情報発信機能
 近辺の道路情報・観光情報・緊急医療情報など
 道路及び地域に関する情報を知ることができる。

・地域の連携機能
 文化教養施設、観光レクリエーション施設など
 地域振興ができる空間がある。

道の駅はこれら3つの機能を合わせ持つ休憩施設として、私たちの生活に根付いています。

これまで道の駅は、施設数1000台を境に段階的に進化。
第1ステージ「通過する道路利用者へのサービス提供の場」
第2ステージ「道の駅自体が目的地」
利用者の憩いと、地域の発展・活性化を基盤にして全国各地が整備されてきました。

そして道の駅の創設から4半世紀、2020年からの挑戦として次の段階へと進み出しました。

道の駅の進化
第3ステージ「地方創生・観光を加速する拠点」

第3ステージ「地方創生・観光を加速する拠点」
具体的に目指す3つの姿が提示されました。

「道の駅」を世界ブランドへ
 海外プロモーションの強化
 外国人観光案内所の認定取得やキャッシュレスの導入
 風景街道等と連携した観光周遊ルートの設定
 観光MaaS(アプリで交通と観光施設を案内)

新「防災道の駅」が全国の安心拠点に
 広域的な防災拠点となる「防災道の駅」認定制度の導入と重点支援
 地域防災力の強化のためのBCP策定や防災訓練等の実施

あらゆる世代が活躍する舞台となる地域センターに
 子育て応援施設の併設
 自動運転サービスのターミナル
 大学等との連携によるインターンシップや実習(商品開発等)

写真:道の駅ふじおやま(GUブロック)

防災道の駅
安全・防災に丸治のGUブロックを

丸治コンクリート工業所”新「防災道の駅」が全国の安心拠点に”
「広域的な防災拠点となる「防災道の駅」認定制度の導入と重点支援」に
携わる製品を取り扱っています。

災害に対する実績のある
安全性・施工性が高いコンクリート製品

防災道の駅は避難場所としてだけではなく、復旧拠点としての役割も担います。
実例として岐阜県高山市にある道の駅「飛騨街道なぎさ」が道路復旧活動の資機材保管場所として活躍しました。

令和2年7月豪雨 7月8日にて、下呂市門坂地区の約500mにわたって国道41号が崩壊。

飛騨川の水位を確認しながら7月10日に現地復旧工事を開始し、道路崩壊現場付近でヤード(借地)が確保できるまでの約2日間、道の駅「飛騨街道なぎさ」の駐車場を路復旧活動の資機材保管場所として使用しました。

駐車場で保管されたのは他メーカー様の製品ですが この国道41号下呂市道路の緊急復興工事には
当社丸治コンクリート工業所GUブロックが採用されています!

7月8日の豪雨被害により、 下呂市と高山市を結ぶ国道41号が崩落。
近隣住民の方々の生活や経済活動に大きな影響が出てしまいました。
早急な復旧が求められる中、GUブロックは約500mに亘る緊急工事に使用されました。
そして、復旧工事は仮設道路の完成予定の8月31日を大幅に繰り上げて8月17日に完成しました。
現場からは「GUブロックは予想以上に施工がスムーズだった」とご好評の声を頂きました!

動画「災害復旧にGUブロック」より

被災地であった高山市にもある岐阜県災害備蓄基地では、GUブロックが備蓄されています。

岐阜県災害備蓄基地とは、今後想定される大規模な自然災害に備えるため道路等の公共土木施設の応急対策に必要な資機材を備蓄している施設です。

GUブロックは応急復旧の仮設防護工としての利用した後、最終的に本設として埋設する事も可能。
緊急工事時だけではなく、その後を見越して復旧工事の仮設を撤去する施工のロスを短縮できます。


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